財布や携帯電話、手帳や筆記用具･･･。いくらお出かけ必携アイテムだからと言って、ジャケットのポケットに分散して持ち歩くのは、ポケットがふくらんでしまい、あまり見栄えが良くない。ましてスーツ姿となれば、シルエットが崩れてしまい、様にならない。
そこで、セカンドバッグを考えてみるが、手がふさがれてしまうし、忘れてしまいそうである。できるだけ両手はフリーにしておきたい。

答えはベルト周りにあった。ヒップハングポーチである。オンオフともに活躍してくれるが、ビジネスの小休止、ランチタイムの手ぶら感は快適だし、飛行機に搭乗する際のセキュリティゲートでは、ベルトに付けたポーチを外すだけでOKというのもスムーズに決められ嬉しい。大人のポーチはこうスマートであるべきだと思う。シンプルなデザインも良い。

ヒップハングポーチに求めたいのは、まず、収納力の上に立った薄さと小ささだろう。それを当然のこととしてこのポーチはクリアしている。ダブルファスナーで開閉は容易だし、引き手のヌメ革をはじめ、パーツからディテールにまでこだわった仕上げは、カバン作りで定評のある株式会社「吉田カバン」の協力のもとに作られたことだけはある。その上、旅のプロであるキャビンアテンダントの旅小物への思い入れが盛り込まれていると言うのだから、出来栄えは推して知るべしである。価格も妥当だと言える。

本体の素材に、軽量で耐水性に優れた英国の高密度コットンを使用しているところなども心憎い配慮。ナイロンとは違う高級な風合いを醸し出してくれているし、旅先での多少の雨ならはじき返してくれるすぐれモノ。スーツ姿にもマッチするし、カジュアルでも決まるこのヒップハングポーチ。ぜひお持ちになることをおすすめしたい。ポケットをかさ張らせずに、必携アイテムをおしゃれに収納してのオンオフタイム。 奥さまと色違いでお持ちになるのも良い。 大人のお出かけをスマートに演出してくれるアイテムだ。