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美味しい桃は岡山県産の清水白桃

Mixtype No.17 Last Update On 2010-01-12 2009 gourmet

美味しい桃は岡山県産の清水白桃

Mixtype No.17 Last Update On 2010-01-12 2009 gourmet
「味」「香」「姿」と三拍子ともに日本一と言われる岡山県産白桃の中でも一番人気の清水白桃は、白桃の最高級ブランドとして、市場では高値で取引されています。適熟にこだわった果肉はジューシーで甘く、繊維質が少ないためとろけるような舌ざわり。食べ頃になると手で簡単に剥ける程です。また、白桃特有のうっとりする甘い香りと、透き通るほど白い優美な姿は「桃の女王」とも呼ばれます。

明治時代の頃から受け継がれてきた岡山の桃作り
今ではすっかり有名になった岡山の桃作り。そのはじまりは明治8年にまでさかのぼります。当時、中国から導入された「上海水蜜」「天津水蜜」をきっかけに、本格的な桃作りが行われるようになりました。以来、桃作りに適した温暖な気候と熱心な先人達の手により改良・開発が続けられ、今までに30品種以上の桃が誕生しています。中でも最も広く作られるようになったのが「白桃」です。白桃は上海水蜜を改良し、明治34年に誕生した品種で、当時、他の生産地ではあまり見られなかった白さと極め細やかな口当たりであっという間に岡山県の名産になりました。

岡山県の白桃の「白さ」の秘密
岡山県の白桃の一番の特長は、その上品なまでの白さ。この白さの秘密は、岡山県ならではの袋掛栽培にあります。まだ青くてピンポン玉くらいの桃の実に一つ一つ手作業で袋を掛けていきます。これはとても大変な作業ですが、袋を掛けることによって太陽の光を直接浴びない桃は、赤く色づかずに透き通るように白くて滑らかな口当たりの桃に育ちます。また、袋を掛けることによって日光だけでなく、桃を傷つける原因となる風や雨や虫などからも桃を守るため、白いだけでなく、傷が一つもないとても美しい桃が育つのです。