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美味しいスイカは北海道当麻町産でんすけすいか

Mixtype No.16 Last Update On 2010-01-12 2009 gourmet

美味しいスイカは北海道当麻町産でんすけすいか

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でんすけすいかは甘みがとても強いのが特徴です。それは、その甘さとシャリシャリ感を出すために、生産者の方々が水やりの厳重な管理を行っているためです。まず、実がついてからの30日間は1度に5分以上の水やりはしない。理由は、実がついてからの30日間の時期のすいかの実は、水の吸収力が強く肥大しやすいため、一気に大きくなりやすく、中に空洞ができてしまうからです。さらに、収穫20日前は、水をほとんどやらずに糖度を高めていくという徹底ぶり。この極め細やかな管理が高級な甘さとシャリシャリの食感を生む秘訣となっているのです。

でんすけスイカの産地は北海道は当麻町。旭川市から北東へ約15kmの山と河川に囲まれた大雪連峰の麓に位置しています。当麻町では、今から数じゅう年前に減反政策(米の生産調整を行うための農業政策)の風が吹き荒れました。そこで当麻町の農家の人々は、この減反政策に対して、お米に代わる作物を何か育てなければと考え、ヨーロッパ原産の黒い皮のすいかと日本産のおなじみの縦縞のすいかを交配して改良を重ね、これまでのすいかのイメージを覆す、黒い皮の美味しいスイカを生みだしました。

そして、このでんすけすいかの誕生により、農家が救われたことから「田を助ける」という理由と、当時、目の回りや鼻の頭を黒く塗ったユーモラスな姿で話題を集め、舞台名「デン助」で、皆から親しまれ人気のあった喜劇俳優、故・大宮敏光さんにあやかり、誰にでも親しまれる商品名という点から「でんすけすいか」と命名され、平成元年に特許庁に商標登録されました。