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蜂の怖さと応急処置 蜂対策 蜂に刺されたら・・・

Mixtype No.6 Last Update On 2015-02-08 2009 column

蜂の怖さと応急処置 蜂対策 蜂に刺されたら・・・

Mixtype No.6 Last Update On 2015-02-08 2009 column
毎年、蜂にさされて亡くなったと新聞やニュースに取り上げられます。蜂は、ミツバチのような小型なものから、スズメ蜂のような大型のものまで、そのほとんどが毒を持っています。中でも日本で最も危険な蜂であるオオスズメバチに1回刺されると、体の中に抗体が出来、2回目で過敏にそれが反応(過剰反応)して呼吸困難になったり、最悪の場合は死に至るケースもあるので注意が必要です。

もし蜂に刺されたら、刺されたところに蜂の針が残っていないかを確認し、残っていれば指や毛抜きを使って針を抜き、さらに指でつまんで毒を抜いたあと、患部を水で洗い流し、できればアイスノンや濡れタオルなどで患部を冷やしながら、そのまま病院へ向かい、受付でしっかりと蜂に刺されたと言うことを伝えましょう。(or救急車)
(水で洗い流す理由は、ハチの毒は水溶性(蛋白質)なので、流水でよく洗い流すことで、毒を薄め、熱を冷ましてくれるためです。)

病院へすぐに行く理由として、できるだけ早い処置そのものが重症化を防げることと、お医者さんに看て貰うことで、「大丈夫かしら?」と言う心の不安を取り除くためです。不安な夜を過ごすことなく、ぐっすりと眠ることは快方へと、より早く近づきます。蜂の種類や大きさに関係なく、蜂に刺されたら、どうしようか悩まずにすぐに病院(皮膚科、または皮膚泌尿器科。外科でも良いそうです。)へ行くことをお勧めします。



蜂に刺されないために・・・
蜂の巣は森が減少している現在では様々な場所に作られます。木の上や茂みの中、土の中、捨てられた空き缶の中など、予想していない場所にかなりあります。スズメ蜂などが攻撃してきたら、近くに巣がある証拠です。すみやかにゆっくりと撤退しましょう。

また、スズメバチが人を刺す、というのはスズメバチが危険を感じた時に起こることが殆どです。勿論、種類によってもさまざまで、キイロスズメバチやオオスズメバチは、巣まで5〜6メートルの距離に近づいただけでも威嚇行動を起こします。近くを通った時に発生する振動や、急に走ったりするなどの強い刺激を与えると、威嚇で済まずに実際に襲われて被害に遭うことがありますので危険です。

コガタスズメバチは、巣の近くにいても、急に走り出したり、巣を揺すったりしなければ、攻撃してくることはあまりないようです。普通、巣なんて揺すらないよ〜と思われるでしょうが、これが意図せずに揺する場合があります。コガタスズメバチは庭木(山茶花や金木犀など)に巣を作ることが多く、巣があることに気付かずに作業をしていると意図せずに揺すってしまい、結果的に一斉に蜂が飛び出して来ることがあるので、蜂がいる兆候を見逃さないようにしましょう。

ポイズンリムーバー(毒吸引器具)
蜂や毒虫に刺されたり毒蛇に噛まれた傷口から直接毒を吸い取る器具のことをポイズンリムーバーと言います。近頃ではスポーツ用品店で野外活動用品・キャンプ用品等として販売されているそうです。ポイズンリムーバーを使い毒を吸引すると、痛みとかゆみが緩和されます。しかし、あくまでも応急処置なので、その後必ず医師の手当てを受けるようにしましょう。
尚、製品によってマチマチですが、皮膚に跡が残る場合があるので使用の際に注意が必要です。

蜂駆除用品
蜂の巣を駆除するための駆除スプレーハチノックや防護服。ハイキング時に蜂に襲われた時などのための携帯が出来る小型の緊急スプレー。また蜂の繁殖を未然に防止するために蜂を誘引して捕獲する誘引捕獲器などを紹介しています。

オオムラサキツツジやサツキツツジと言った低木、カイヅカイブキなどを刈り込みしている最中に、スズメバチの巣に遭遇してしまい襲われる事故があります。自宅の庭などを刈り込みをする際には竹ぼうきなどの長いものを用いて、遠くから低木を軽く叩き巣の存在を確かめましょう。ひと手間で命を救うことがあります。