Mixtype

和菓子 140年愛され続ける伝統の山田屋まんじゅう

Mixtype No.52 Last Update On 2010-01-12 2009 gourmet

和菓子 140年愛され続ける伝統の山田屋まんじゅう

Mixtype No.52 Last Update On 2010-01-12 2009 gourmet
四国は愛媛、そのふところ深い山里でただひとつの美味を受け継いで代々五代。
慶応三年の創業以来、山田屋まんじゅうは秘伝の味を門外不出で守り続けています。
慶応三年、一人の巡礼が一軒の商家に宿を請い、お礼にと主にまんじゅうの造り方を教えます。そのおいしさが評判をよび、主は宇和町にある山田薬師寺の山田薬師如来が製法を教えてくれたという言い伝えから、屋号を「山田屋」とし、店を開いたのだそうです。

商家の主というのが、初代高辻源蔵です。以来およそ百四十年、親から子、子から孫へと受け継がれた一子相伝の製法として高辻家当主に伝わり、現在は五代目。ただ一種類のまんじゅう造りにこだわり続け、地元愛媛はもちろん日本全国、海外まで、多くのファンの方々に愛されています。

山田屋のただひとつの商品「山田屋まんじゅう」は、小さな小さなひとロサイズ、わずか22g。
入手しうる最良の小豆と砂糖を選び、秘伝の製法と一品に打ち込む情熱が結ぶ結晶は山田屋の誇り。この一品をつくるためだけに、山田屋はすべての力と技術を注いでいます。

北海道十勝産の小豆だけを100%使用
ほどよい甘さと上品な形、絶妙な餡と薄皮のバランスが特徴のまんじゅう。
砂糖、小麦粉、小豆などの原料を厳選し、常により良いものを。中でもまんじゅうのほとんどを占める餡のできを左右する小豆は、土地柄や気候などに大きく影響され、同じ十勝産でも地区により、年によって作柄は大きく違います。山田屋では毎年、北海道十勝産の中でも最上の小豆を数種類選び食味実験を重ねた上で、その年で山田屋まんじゅうに最良のものを選んでいます。