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ウェッジウッド ティーカップ ワイルドストロベリー

Mixtype No.45 Last Update On 2010-01-12 2009 tableware

ウェッジウッド ティーカップ ワイルドストロベリー

Mixtype No.45 Last Update On 2010-01-12 2009 tableware
イギリスのビクトリア王朝時代を彷彿とさせる優雅で愛らしいデザインが印象的なワイルドストロベリーは、日本でも人気の高いウェッジウッドシリーズの一つ。現在のシリーズが発売されたのは1965年ですが、実はそのデザインの原型であるストロベリーヒルは、19世紀初頭から存在していたと言う歴史のあるロングセラー商品です。ウェッジウッドとしては数少ない総柄(同じ柄が全体一面に広がっていて、繰り返しがある柄)で、その名の通り、野いちごの実と花と葉が白地に溢れんばかりに描かれています。

ウェッジウッドワイルドストロベリーのティーカップには4種類の型があります。
  • 1つ目は、紅茶専用に作られたピオニーと言う型。
  • 2つ目は、紅茶専用に作られたヴィクトリアと言う型。
  • 3つ目は、珈琲紅茶兼用に作られたデルフィーと言う型。
  • 4つ目は、珈琲紅茶兼用に作られたリーと言う型。
ピオニーとヴィクトリアの違い、そしてリーとデルフィーの違いは、それぞれのカップのフォルム。
カップの脚の部分と、取っ手の部分に違いが良く表れています。

ちなみに、古くからウェッジウッドのカップには6種類の型が存在し、紅茶専用のピオニーとヴィクトリア、珈琲紅茶兼用のリーとデルフィ、そして珈琲専用のキャンとボンドがあります。尚、ワイルドストロベリーシリーズにも、珈琲専用の型(コーヒーカップ)であるキャンボンドがあります。尚、最近ではマグカップやジャパニーズティーカップなども登場し始めました。

【ウェッジウッド イギリス最大の陶器メーカー】
英国陶工の父と呼ばれ讃えられたジョサイアウェッジウッドは1730年、ロンドンから北西へ約250kmのストークオントレントのバーズレムという街で、チャーチャード窯を営む夫妻の12人兄弟の末っ子として誕生し、根っからの陶工っ子として育てられました。1739年、父の死によって家業は長男トーマスが継ぎ、学校を中退したジョサイアは、兄のもとで本格的な修行を5年間積みます。

22歳で兄の元を離れ、数件の共同経営などに参画した後、29歳となった1759年には工場を借りて独立を果たします。これがウェッジウッドの始まりです。1765年、硬質陶器クリームウェアを完成。光を受けると美しく透明に輝くクリーム色はシャルロッテ王妃に愛され、「クィーンズウェア」と呼ぶことを許されます。1774年には、4年越し1万回にも及ぶトライアルを重ね、ウエッジウッドの名を一層高めた「ジャスパーウェア」を完成させます。

ジャスパーウェアは、長年の研究と試行錯誤の末に生まれた作品で、青や紫などの素地自体に色素を含む土台に、ギリシャ神話や花などのモチーフを張り付けて作られます。1790年には、古代ローマのカメオグラスの傑作「ポートランドの壷」を、このジャスパー手法で再現することに成功しました。1795年1月3日、ジョサイアは、この世を去りましたが、その精神は今日に至るまで脈々とウェッジウッドの中に流れ続け、現在でも、この深いブルーのジャスパーは、ポートランドブルーと呼ばれ親しまれています。