ゴルファーたるもの、少しでも遠く、まっすぐに飛ばしたい。しかし、年とともに筋肉の衰えと姿勢の維持が難しくなっていく。そこで、救世主シングルへの道4点セットの登場である。
日々進化する自分が感じられる、トレーニング器具と言える。

定年を迎え、時間はたっぷりとある。そこで、ゴルフに本腰を入れようと練習場に足を運んだ。ところがである。1ヤードでも遠く、まっすぐにという私のテーマはどこへやら。筋力は衰えているし、姿勢もくずれてしまっているのに気づかされた。これはどうしたものか･･･と思案していたところ、大リーグボール養成ギプスならぬ「シングルへの道4点セット」に、目がとまった。

さっそく購入し使ってみた。手首・ヒジ・腕・下半身それぞれに装着し、筋肉をトレーニングしたり、姿勢を正してくれるすぐれモノなのだ。自宅でそして練習場で身につけての猛特訓が始まった。悪いクセのついた手首やヒジの動きを音が知らせてくれるので、ミスが自覚できるし、専属コーチの指導を受けているような安心感まで与えてくれる。みるみる正しい姿勢がもどってきたと思えるし、フェアウェイでは飛びも方向もいい。往年の私を超えるところまで来ていると実感しきりだ。

このトレーニング器具は、4種類の矯正ギプスから構成されている。「手首・ヒジ・スイングアーク・スウェー（下半身）」だ。スライスの原因の50％は手首のコッキングだそうだ。パキッと音が教えてくれる。それに、ダフリや飛距離に大きく影響するヒジのまがりも音が知らせてくれる。テイクバックの時のエネルギーのロスを防ぎ、なめらかなスイングで強力なインパクトを教え込んでくれるのは、スイングアークだ。下半身を安定させ右足を軸にしたスムーズな回転は、スウェーから学べる。

最小のエネルギーで最大のパワーを作り出すのは下半身なのだと、改めて確認させられた次第である。このトレーニング器具を使い始めて、スライスやダフリ、飛距離の悩みが軽減し、スイングの感覚も確実に取り戻しつつあると、日々の進歩に感謝している。

ゴルフから離れていたら、筋肉の衰えもさることながら、正しい姿勢どころか動きがバラバラなのにショックを受けた。そんな私がトレーニング器具としてこれを選んだのは正解だったのかもしれない。なにより自宅でも練習場でも使えるのがいい。昨日より今日、着実に上達していることが実感できる。ゴルフざんまいの日々始まる、である。