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ロイヤルコペンハーゲン ティーカップ Royal Copenhagen

Mixtype No.3 Last Update On 2015-02-05 2009 tableware

ロイヤルコペンハーゲン ティーカップ Royal Copenhagen

Mixtype No.3 Last Update On 2015-02-05 2009 tableware
マイセンにはじまったヨーロッパの陶磁器ブームは、やがてヨーロッパ全土に波及し、当時隆盛を誇っていたデンマークでも、磁器生産国になることは、悲願ともいえる切実なものでありました。1770年、科学者ミューラーが国内原料で初めて磁器の焼成に成功、この報を聞いた王妃ジュリアンマリーの支援でデンマーク磁器製作所が開設され、これがロイヤルコペンハーゲンの始まりとなります。

1779年、王立の窯となり、王立コペンハーゲン磁器製作所と呼ばれ、以来100年余り王室専用の窯として制作にあたり、後にフローラダニカなどの作品を手がけます。1868年、ロイヤルコペンハーゲンは王立から民間の手に移行された後、1885年に招かれたアーノルドクローによって、ロイヤルコペンハーゲンの名は揺るぎ無いものになっていきました。ロイヤルコぺンハーゲンの作品には、王冠(デンマーク王室御用達を表す)と、3本の波線(デンマークを囲む3つの海峡を表す)と、ペインターのサインが入っています。



プリンセスティーカップ
コペンハーゲンブルーと呼ばれる独特の色調と、伝統に培われた手工芸の技が魅力的。白地を生かしたこのシリーズは、1978年の作で、縁取りの模様がポイント。宝石を散りばめた皇女様のティアラを思わせます。日本人にとってこの染付け柄は、和食器のように親近感があり、根強い人気があります。

ブルーフラワーカーブティーカップ
ひとつの作品に1000回以上も筆を動かすというペインター達は、絵付けした商品に誇りをもってサインをしています。ブルーフラワーも職人の筆使いが美しい逸品です。1780年の発表で、ロココ調のペイントが美しく、白磁にチューリップやスイセン、ケシ、サクラソウ、カーネーションなどの自由な組み合わせが、コバルトブルー1色の微妙な筆使いによって描かれています。地模様に、カーブのラインが入っているものをブルーフラワーカーブといいます。

ブルーフラワープレーンティーカップ
1780年より製作され続けているシリーズ ブルーフラワー。ブルーフラワーシリーズの中の3パターン(プレーン・カーブ・アンギュラー)の中で最もシンプルな形がブルーフラワープレーンです。チューリップや水仙、けし、カーネーションなどの花々がモチーフとなっています。

グリーンフルーテッドプレーンティーカップ
コペンハーゲンのティーカップの中でも伝統的なシリーズであるブルーフルーテッドシリーズのグリーン版が登場。地球の自然環境をもう一度見つめなおそうというテーマのもと復刻されました。自然を守る大切さがこのシリーズにこめられています。

シーガルゴールドティーカップ
コペンハーゲンブルーと呼ばれる気品ある独特のブルーがグラデーションになったソーサーと鳥が羽ばたいているカップ。

フローラダニカティーカップ
フローラダニカは、1790年当時デンマークと密接な関係にあったロシアの女帝エカテリーナ2世への贈り物として製作が始められました。その後も同じ植物図鑑を手本とし、豊富な色使いのできる上絵付技法によって1点ずつ手で描かれています。

ブルーフルーテッドハーフレースティーカップ
ロイヤルコペンハーゲンといえば、ただちにブルーフルーテッドの模様を思い描く人が多いに違いありません。1775年以来、作り続けられているロングセラーです。「フルーテッド」とは縦じまのこと。縁の処理の違いにより、ブルーフルーテッドには3種類のバリエーションがあります。エンボス加工(浮き彫り)が施されているのがこのシリーズで、ハーフレースと呼ばれています。涼しげで、まるで霧を含んだように見えるやわらかな発色が魅力的です。

ブルーフルーテッドフルレースティーカップ
ブルーフルーテッドの3種類のひとつ。このシリーズは、ピアス加工(透かし彫り)が施されているシリーズで、フルレースと呼ばれています。

ブルーフルーテッドプレーンティーカップ
ブルーフルーテッドの3種類のひとつ。何の飾りもついていないのが、このシリーズで、プレーンと呼ばれています。

ホワイトハーフレースティーカップ
1888年より制作され続けているデリケートなレース柄。オフホワイト仕上げなので、どんなテーブルウェアともマッチして、豪華にも若々しくもまとめられて、大変広範囲に使え重宝です。多種多様の白い器と言われ、どんな料理にも併せやすい、人気のシリーズです。